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海事代理士は海事代理士法によって「海事代理士は、他人の委託により、別表第1に定める行政機関に対し、別表第2に定める法令の規定に基づく申請、届出、登記その他の手続をし、及びこれらの手続に関し書類(その作成に代えて電磁的記録(電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によっては認識することができない方式で作られる記録であって、電子計算機による情報処理の用に供されるものをいう。)を作成する場合における当該電磁的記録を含む。)の作成をすることを業とする」と定められている資格です。
海の司法書士・行政書士というとわかりやすいかもしれません。
海事代理士だけで独立している人はそれほど多くありません。他の士業と兼業で行っているケースがほとんどです。
もちろん、専門性を高めれば十分な収入を得ることは可能だと思います。本来は海事代理士の業務でありながら、本人申請が行われている業務もたくさんあります。
海事代理士の年収は想定でしかありませんが、年間数百万円いけば、多いほうではないでしょうか?中にはOB海事代理士がいて、それなりの年収をあげているような話は聞きますが、一般に独立開業して大成功をおさめている話は聞いていません。
逆にいうとチャンスだと私は思いますが、いかがでしょうか。
受験資格はありません。
1次試験は10月、2次試験は11月に行われています。
6割が合格ラインです。
http://www.mlit.go.jp/about/file000054.html
約40%です。
○×式、選択式、穴埋式です。
条文の知識を問うものが多く、数字を意識して覚えると良いと思います。
- ・海事代理士合格マニュアル[単行本] 受験生の定番です。
- ・海事六法
口述試験は、船舶職員法、船舶法、船員法、船舶安全法の4科目で行われます。
試験会場では4人一組で部屋に入り、各々が各科目のテーブルで試験官と向き合って、
1科目につき5分程度の質問に答えます。どの科目から始まるかは直前まで分かりません。
1科目終了すると(ベルが終了の合図です。)次の科目のテーブルに移動します。
質問に対して、私の時は言い直しが許されました。間違いの時は、その答えでいいですか?と聞かれることが多かったと記憶しています。
合格後は登録をすれば、すぐに開業することができます。もちろん、欠落事由に該当していないことが要件です。海事代理士は申請すれば2箇所事務所を出すことも可能です。
他の士業のように研修制度が充実しているとはいえません。日本海事代理士会(任意会)が年間で数回研修を実施しているようです。
海事代理士の信頼確保・資質向上に貢献している団体です。
他の士業のように強制加入が義務付けられているものではありません。
海事代理士の人数が少ないうえに、任意加入の会なので、それほど多くの海事代理士が加入しているわけではありません。